次男その後

以前、こと話すこと2という投稿で、高校に行き始めたばかりの次男が、登山に興味があると言っていたのに兄の後を追ってか陸上部に入部してしまった、というところの話を書いた。

彼は一年生の間そのまま陸上部でそれなりに楽しげに過し、年末に3日間ある、体調をも危ぶむ近大附属高校主催の結構大規模な合同練習会(彼自身は大阪城の大手門の前の高校)までは至って元気に真面目に活動していたが、

春の、楽しみになるはずの合宿が、どうも楽しみでないという事に気づいたらしく、それを母親に話してたのが僕の耳に入り、

少し前の休日に長男を家において次男と三人で朝マックしながら、改めて少し話してみた。

「入ったクラブだからと真面目にクラブ活動やり続けなければいけないていうこともないんやで?

興味無くなったなら考え直して辞めてもいいし、自分のやりたいことは何か、やって見てから分かることもあるんやから。陸上でオリンピック目指してきた訳でもないし、義理で縛られんでもええんやから、今度気が向いたら登山部見学にいったりしたら?」とか、

一年まえは登山部のゆるさが嫌いだと言っていた彼に、改めて

「自然と向き合うときに焦る事は必要なくて、むしろ落ち着いて行動するだとか、山のこと、天候の事、体調管理のこと、そういう事を勉強したり、じっくり現場を想像して下準備をしたり、そういう事が必要やねん。だから、ゆるく見えるかも知れんけど、そもそもこれまで受験とか、水泳とか陸上とか、経験してきた個人と個人の競争で、自分の成長を測る世界ではなくて、自然と一体感を感じたり、自然の恐ろしさを知ったりして、そうして自分を成長させて行くことに価値をみる世界なのよ」

「以前から興味があると言う地理だとか地学的なことも、登山部の活動なら兼ねて勉強出来ることが一杯あるだろうし、、」

などと言う話を(たしか一年前にも同じような事は話したんだけれど)ソーセージエッグマフィンセットを食べながらしたら、今回は、少し何かにハッとしたような顔をしたような気がしていた。

すると、予想以上の結果に、家族全員が次の日驚くと同時にテンションが上がった話があった。

☆☆☆

次の日の月曜、学校から帰ってきた、次男は、いきなり

「クラブ辞めてきた。陸上部。先生に言って辞めた。で明後日登山部の仮入部してくることにした。兼部でギター部も入るかもしれん」と言うのだった。

何せ、話をした翌日の事だったので、みんなで、おお〜っ!と唸って、インタビューみたいな感じで何でそうなったのか、なんて言ったのか、先生はどう言ってたかとか、沢山聞いて次男はかばんも背中に背負ったまま数分インタビューに答えていたのが面白い。

話によると、クラスで一番仲のいい友達(彼はテニス部だったらしい)が、今日、急に、テニス部を辞めて登山部に行こうと思うと、言って来たらしい。

それはなんの前触れもなかった話らしく、自分もそんな事を考え始めていた矢先のことで、話がどんどんまとまって、一緒のタイミングでこれまでのクラブを辞めて、

次の登山部の活動日である水曜日に、一緒に仮入部しにいく、ということに決まったとのこと。

一番仲のいい友達と、そんなタイミングで同じ話を向こうから話して来た、という出来事が、我々にも急展開を想像させるに難くなく、

僕はなるほどねー、!と、なった。

しかしながら僕としては、昨日の彼への話をした事が今日の楽しい展開に繋がったきっかけであろうことは十分感じるので、多少、役に立った感で、自画自賛したいところであったが、

次男はそこで僕にそう安々と、満足感を与えてくれるほどチョロくはない。

一年前からこないだの休日までに、僕が話したからこそ、彼の中でのこうした心の遷移と結果に繋がってると僕は思うんだけれど、

どうも彼はあまり其処には気づかない様で、勝手に自分の興味が移り変わり、自分の一念発起で良い選択が出来た!!かのような、、何となくそんな気で居るような様子なのです。。

次男とはそんなもんでしょうか笑

生まれて間もないとき、哺乳瓶を自分で持たずに飲んでる間、兄と違って飲み終わるまで持って貰っていたあの時の感じの、マンマではないですか、、

親の心子知らず、を地で行く彼の才能?!を嬉しく思うと同時に、またそこで僕は我に返るのです。

ひょっとして、自分もそうだったのでは??と、。

そしてそこで、またこう思うのです

分からないことは、分からないし、多少の罪はあるのでしょうが、

分からなくても許される事があること、わからないことに罪を感じる必要も無ければ、分からないことを明るく結論してもいいこと。

そのまま育った大人と出会ったときに、その事を思い出して見ること。

そして改めて、次男のそういう所を才能と思って過ごしたいということ。

それがまた一つ僕のわかった事、になって行くこと。

ああ、人生は登山だなあ、と思いました。

春になれば、次男と、何処かの山に行ってみようかと話しております。

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