月別アーカイブ: 2015年3月

目標は8弦テナーウクレレ

アコースティックな楽器を海外で買うにあたって、単板のことをなんて言うのか調べてみるとベニア、だった。

日本ではベニアと言えば、合板のことになっているけれど、本来ベニアとは単板のことらしい。こういう外来語が結構多くて一瞬惑わされるが、そうなった歴史を調べると面白い。

僕は昔から海外旅行に興味が薄い(海外は旅行にいくのでなくて住むもんだと思ってる)し、また同時に海よりも山派で、賑やかな行動が苦手であるので、なんとなくハワイにこれまで興味も縁も感じなかった。

ホノルルとオアフ島とワイキキが同じ島の話であることも今回初めて知り、そんな無頓着ながらも、しかしこと楽器のことになると途端に執着心が湧いてくる。

最近ベースを6弦にして、ギターチューニングで演奏しているので、ギターの上4弦の5フレットからという、ギターのイチ部分であるウクレレにもやっと興味が持てるようになって一年あまり、それでも購入するには中々至らなかった。

そんな折、溜め続けていた500円玉貯金額を六年間カウントしてきた奥さんがとうとう、今しかない!と言い出した。子供たちを連れて家族で海外に旅行に行けるのは、これから八年交互に受験を迎える子供たちのことを考えると、今年しかない!ということらしい。

それがたまたますでに僕はウクレレにチラチラ目がいくようになっていたものだから、ホチイホチイスイッチが入ってしまった。

全くのウクレレ初心者なので、知識が無いまま現地で、良いものを安く購入するのは無理だろう。近頃は練習の休憩にはウクレレのことを調べていた。

まず、ウクレレには、小さいのから順番に、ソプラノ、コンサート、テナー、バリトンなど、サイズによる音域違いの種類があり、加えて弦の数のバリエーションがあるらしい。

華やかな音色が特徴のソプラノには、自分の数少ない試奏経験から、大きさの理由で馴染めそうに無いことがわかっているが、テナーなんてのがあるとわかったことで、ああ、自分が弾くべきウクレレはおそらくコレダナーと思うと、不思議と弾いたこともないテナーウクレレの落ち着いた音色まで聴こえてくる。

船の演奏に、今回購入するウクレレを持って行って、昼間のカフェでの気楽な演奏の時に弾くシーンまで想像しはじめる。

とすると、、まあ弾いたことが無いので当たり前かもしれないけれど、、なんだかもの足りなさげな、、、演奏の力量からなのか、ソプラノウクレレ一つでやる伴奏は、音場の支配力が薄い気もしてくる。

それでも船の旅の昼間のお客様に、ウクレレとギターの生演奏があれば、実際は名古屋仙台苫小牧の北国であるのを、のんびり南国気分に出来るかもしれないなと、ウクレレ演奏の方向で決めて、あとはどんなテナーがあるかなとヤフーオークション見たりデジマート見たり検索していたら、4弦それぞれが複弦の、テナー8弦というのがあることがわかり、その音色がまた聴こえてきた。

これなら、音場の不足感をまだ補えるんじゃないか?

それにしようと心に決めるが、あとは予算との相談だ。

良いのは高いですぞ。

四月半ばの船で使おうとおもうと、もう日本で一ヶ月待ちではあるが手頃な8弦テナーを購入申し込みも出来ないので、こうなったらホノルルで、予算以内で演奏に耐えうる8弦テナーが、宮沢賢治のように、誰にも気にされずしかし頼りがいのある姿をして、どっかの楽器屋の片隅に静かにぶら下がっていることを願うばかりである。

そしてそれがベニアであれば、もう言うことなしだ。

どうか巡り会えますように。

では、行ってきまーす。