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旅の絵かきではないけれど

智に働けば角が立つ。

色々考えて、これだと思った答えが、良い結果になる事ばかりでなく、理解もされず、それでもやはりこうなんだからと、一人黙々と淡々粛々と自分のやるべき事をしていると、いつの間にやらトンデモなく世間とズレて、あいつは変わりもんだと言われるのが世の常だ。意地を通すつもりがなくてもそう見えたりする。

そうして意地を通せば窮屈だ。

逆に情に棹させば流される。

少し流されるくらいでないと、生きてゆき辛くて、そうしてる人もおおいし、無意識で流されてらっしゃるのが大半ではないだろうかと思う。

自分はどうだろう。

いま、角が立つ派一筋であることは間違いないが、

昔は合わせてばかりいたし、そんな自分が嫌いで音楽を始めたような気がする。

音楽をしてわかること、がある。

このバランスがいいな、美しいな、こんなバランスが実現可能なのか、と感動して、それを再現したくなる。

そのために自分がそれを体現しないとできないこと、

そして視野を変えれば社会のなかでそれを実現できるのではないか、実現するべきバランスとは音楽ではなく、ここにあるのではないか、と感じることがある。

自分がいいと思う、社会のバランスを音楽のなかに反映したい、と思う。

そしてその反面、

ガラガラと崩れ、

投げやりになり、自分本位な行動で後先考えず、無闇な即興を現実で披露する自分、その衝動を感じる自分。

それが人間か、と開き直るのもつかの間、後悔にも再構築にも費やすエネルギーは、年齢に反比例して枯渇して、しかも必ずその破壊は新たな生産につながる魅力を伴う。

それを見過ごすのか?それが音楽的誠実なのか?と心が問いつづける人生。

兎角、人の世は住みにくい。

待った!

一つ、最強の手段を覚えたのだ。

わははは!!

笑うのだ。

俺は笑って、草枕を放りなげる。