「ライブレポート」カテゴリーアーカイブ

長い長い旅の途中(その1)(フットプリンツアナライズもあります)

天満バンブークラブ
ライブレポート!

(アップしてから、文章など沢山修正しました。ひょっとしたら修正前になってるかもなので、変だなと思われましたらお手数ですが再読み込みしてくださいませ)

10/22 2019
リーダーは僕ですが

田中さんにブッキンしてもらって初組み合わせの3人が集まりました

(Ts)當村邦明
(Wb)田中真登
そして僕は、Ns/stick の
3人です

一度バンブークラブには過去、10年くらい前に演奏しにいったことがあり
しかし田中さんに比べたら親しさが、全然違うみたいなので今回は田中さんにお願いしたのでした。

そして田中さんはチラシまで作ってくださって、、とても楽しみにしてくださって、、
もう感謝しまくると同時に、、ほんと性格がいいので、、
大好きです(^^)

そんな田中さんと
今回3回目の當村さんとのインストトリオ

その時は、奈良の西大寺のボウお店で
ベースは木村知之さんにお願いして
一昨年だったのかな
一昨年は人生の中でかなりしんどかった年で
そのライブもうまく行かずで一回きりで終わりましたが

7月の「おぬ」というユニットを聴きに行ったことで再会し(9月のおぬライブには、僕もメンバーとして参加し)、今回、再び共演することができました

選曲の段階で
お二人にも演りたい曲を伺いましたら

當村さんから思いがけない曲を頂きました
それは
「Cant be with you?」でした

エラ&ルイ、という名盤が、あるのはご存知の方も多いと思いますが

そのなかでとても印象深い曲でした

ちょっと変わったメロディで
いい曲だなあと思いながら

アルバムを車で曲名も認識せぬまま流して聞いたりして
何度も聴いたので

提案してもらった時は知らない曲かと思ったのですが
いざ確認してみたら、あの曲か!てことで

予定曲に、すぐ決まりました

こんな曲を提案してくれる當村さんとのどこか共通するに違いない価値観を確信するような
嬉しい提案でした

当日は6時入りで
リハ兼ねて音出し始めたら

久しぶりの當村さんの演奏に
感動しながら焦り

リハが終わると

店のお二人や、お客様と親しげな當村さんと田中さんのおかげか、一度来たけどほぼ話さなかった僕なのに、アウェー感なく

ママさんがコーヒーとチョコケーキを出して下ったり、やりにくさのない環境まで用意して下さる中

歌伴でスキルを上げては来たものの

今回、フロント側に立って、しかもインストだけでのトリオライブは3回目、そんな僕にはまだしらないこともあったり
何時もと違う時間の経ち方によって

あたふた落ちつないまま、8時になりまして

フワッと本番を迎えたのでした

ーーー

ワンステ目は

Can’t we be friends?
コルコバード
フォーリンググレース
フットプリンツ

大好きになったキャントウィビィフレンズ
意外なほどゆったりのテンポで、初演奏のうえにとても新鮮なアレンジで演奏
ゆったりテンポで刹那さが表現出きることを想定された當村さん
お気持ち大事に演奏しました

大好きなコルコバードとフォーリンググレイスは僕がメロディを担当して

フットプリンツはイントロを任せた田中さんが先程とは逆に意外なほど速めのテンポを提示しスタート

程よい緊張感とスピード感で楽しく演奏しワンステ終了

☆☆☆☆☆

曲の分析コーナー
「フットプリンツ」

さて、ミュージャンにとって今から書くコード解釈は面白いか指摘したいかどうでもいいか未知です

必ず全員が同じであることはない解釈の一つのオモシロ視点になるかもなと

リスナーにとってはこんなこと考えてるんだ〜というご興味触発になるかなということで

ーー

6/4
Cm  │Cm  │Cm   │Cm
Fm  │Fm  │Cm   │Cm
F♯mb5F7│E7A7 │Cm  │Cm

まずマイナーブルース形式であることは殆どの人が了解として、コード進行にはいくつかあります
リアルブック1と、NEWリアルブックと、その中にも二種かいてあります
ぼくは長らくリアルブック1でやってましたが
どうもみんなNEWリアルブックの方でやってるみたいで、今回もそれ(上記)で演りました
最初は解釈に戸惑ったコード進行で、色々悩んだ上なので、あらためて書いています

今日もその三段目の進行「1小節ごとにF♯からのⅡ-Ⅴ、EからのⅡ-Ⅴ」で考えます

三段目まで(5,6小節以外)はメロがCのドリアンスケールです
その印象から、浮遊感の大きなメロディですね

また、そのメロディに対してのハモリがあってそこには調性Cmの曲、そのCmコードに対してE♮の音が入ったメロディが書かれています

一つ目のオモシロサウンドです

ただ、アドリブするとなるとこのCmコードに対してE♮はいくつかの解釈で普通に演奏可能なので(例えば僕はGcom-dimをよく使います)、テーマのハモリで出てくるのが、オモシロですね

浮遊感とは、調性がハッキリしないことから来る重心の軽さとも言えます

曲中では、臨時記号がたくさん出てくるメロディほど調性が薄いことになりますが、大事なのはどこでも臨時記号がつくのでなくて、少ない変更で別の調性を感じさせる手法が効果的になります

例えば「ファ」に♯か、「シ」に♭がつく事です(実際そうなってる曲が多いとおもいます)

この曲では、大モトのエオリアンスケールでなくドリアンスケールにすることで、「ファ」に♯が付いていますが、
「ド」にも♯がついたハモリがあることで、もともとCm(Eb)キーなのが、Gm(Bb)にもDm(F)にも、感じさせる効果が伴っています

さて
問題は三段目です
Cmにも、平行調のEbにも解決しないこの2つのツーファイブは、一体何由来なのでしょうか、、
という疑問をもちました

最初よくわからんまま演りまして、コケまみれなりました(泣)
恥ずかしいことですが、誰か死ぬわけでもないしと、落ち込まず頑張って練習を続けるのみですね(笑)

僕の糸口は、この2小節、ツーファイブの連続ではなく、2つのツーファイブと分けて考えました

その2つはそれぞれEとDに向かっています

それを転調と考えて

そして11小節目にモトのEbキーに戻ると考えると
上にかいた12小節は
次のようにそれぞれのキーの移調の連続と考えることもできます

Bb  │   │   │
Eb  │   │Bb  │
E   │D  │Eb  │

三段目に、半音で上と下からもとのキーに向かって戻る、てなことを、
上に昇太(ウエインショーター)さんが果たして意図して作曲したのかどうかは定かではないですが

僕はそういう意図があって作ったのではないかと、ほぼ確信しております
僕ならそうだからです

以上曲の分析コーナーでした!

ーーー

ツーステ目は

オール・ザ・シングス・ユー・アー
ドルフィンダンス(ハービーハンコック)
ソフトリー
The CURE(キースジャレット)

という感じで、スタンダードとハービー、キースという二大ジャズピアニストの曲を取り上げました

今回僕がこの3人のメンバーで一番やりたかったのが最後の曲に選んだ、キースジャレットの

The CUREです

普通のスタンダードよりはゆるい構成ですが

キースがオリジナルに残しているトラディショナルなアプローチの演奏は勿論

そこから、雰囲気をつかめば幾らでも飛躍できるし
雰囲気を壊すほどのアプローチでも引き受けてくれるであろうこの曲のもつ奥深さは、
ハードルが高いのか低いのか、、

でこれまでやってこなかったんだから、結果ハードルは高かったことを意味するわけです

簡単なのに難しい

そんな曲の代表のような気がします

それを、とうとう演ってしまいました笑

念願かなった感想は、
やってよかったなあ

いつでも出来そうに思えても、実はとても演奏者を選ぶかもしれないし
しかしこの曲をやってみたいと思えるメンバーが集まってできたことが、何より嬉しい一日でした。

演奏を終えて、
みせの丑嶋さんとママさんにも、また演ってください、いいメンバーですね、と声を頂きました。

またやりたいです。
その節にはどうか宜しくおねがい致します。

ーーー
番外編

この日、帰りにみんなに、僕の車に乗ってもらって、天一でラーメン食べたあと、
実は田中さんのご自宅に泊まりに行ってお酒を飲んで、四時まではなして

持参した寝袋で寝て、ちょっと風邪ひきかけましたが

楽しいナチュラルな時間を堪能しました

當村さんは淡路島そだち
田中さんは広島そだちの
大好きな瀬戸内メンバー

朴訥純朴な彼らに、奢らず人と比べず面白がって平気で演奏するカロミベースを楽しんでもらえるようにまた練習します。

長々、読んでくださいまして
ありがとう御座いますm(__)m

10/24 2019